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ナイトジェット完全ガイド|予約方法・路線・新型座席を実体験解説

ナイトジェット完全ガイド|予約方法・路線・新型座席を実体験解説

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Hello、Oreです。

今回はヨーロッパの夜行列車、ナイトジェットについて、
新型車両・席種・予約方法まで実体験をもとに解説します。

ナイトジェットは、ヨーロッパ主要都市間を
夜のうちに移動できる便利な寝台列車です。

ただし、初めて予約する場合、「座席」「クシェット」「Mini Cabin」「寝台個室」の違いが分かりにくく、どれを選べばいいか迷いやすいです。

結論から言うと、
初めてナイトジェットに乗るなら、
座席車よりもクシェット以上がおすすめです。

ひとり旅でプライバシーを重視するならMini Cabin、
快適性を最優先するならSleeping Carの個室を選ぶと失敗しにくいです。

この記事では、
新型NightjetのMini Cabinに乗った体験をもとに、

  • 夜行列車の説明
  • 予約手順(ユーレイル利用時)
  • 代表的な路線
  • 新型ナイトジェットの席種について
  • 荷物事情
  • 実際の乗車の流れ

まで、実体験をもとに徹底解説します。

夜行列車とは?

夜行列車は「移動」と「宿泊」を
同時に済ませられる交通手段です。

ヨーロッパでは一時衰退しましたが、近年は

  • 環境負荷が低い移動手段
  • 空港アクセスの手間が不要
  • 早朝から観光可能

という理由から再評価されています。

Nightjetの最大の強みは、

宿泊費+移動費を合算しても、
ホテル+飛行機より安くなるケースが多い

点です。

夜出発し、朝には都市中心部に到着。
時間効率の面でも優れています。

そして何より、「ヨーロッパの夜行列車」
という体験としての付加価値が大きいです。

ナイトジェットの予約方法

ÖBB公式サイト(oebb.at)から予約できます。
ユーレイルパスの有無で手順が変わります。

  • パスなし:nightjet.com / oebb.at で直接購入。クレジットカードとメールアドレスだけで完結
  • パスあり:oebb.at で「Seat reservation only」を選択。パス所持でも座席予約料金は別途必要

早割「Sparschiene」価格は変更・返金不可。日程確定後に購入してください。
主要路線は出発3〜6ヶ月前から予約開始。繁忙期は早期に埋まります。

手順の詳細・ユーレイルパス利用時の注意点はこちら:

ナイトジェットの席種一覧

新型車両は従来型より大幅に進化しています。
旧型の場合はMini Cabinがありません。

席種向いている人快適性プライバシー注意点
座席とにかく安く移動したい人低め低め横になれないので長距離がきつい
クシェット価格と睡眠のバランスを取りたい人普通低〜中相部屋になることがある
Mini Cabinひとり旅で個室感がほしい人高め高い人気で埋まりやすい
Sleeping Car Comfort個室シャワー・トイレ付きで快適性を重視する人高い高い料金は高め
Sleeping Car Comfort Plusちょっとした宿レベルの滞在にしたい人かなり高い高い料金は最も高め

公式ページはこちら。(Nightjet of the new generation
実際の座席の様子を360°表示で見ることができるのでワクワクします!

以下、上記公式HPから写真を拝借しています。

① 座席(Seat)

  • 通常の特急よりやや広い
  • 最安
  • 横になれない
  • 長距離利用は正直きつい

② クシェット(Couchette)

クシェットは、座席車と寝台個室の中間にあたる簡易寝台です。

座席車よりはかなり楽に眠れますが、寝台個室ほどのプライバシーや設備はありません。
ベッド単位で予約する場合は、他の乗客と同じコンパートメント、つまり相部屋になります。
(だいぶ高くなりますがクシェットを一部屋貸切ることも可能です)

費用を抑えつつとにかく横になって移動したい人には、クシェットが一番現実的な選択肢です。

  • 2段ベッド×2
  • 比較的リーズナブル
  • グループ向け

③ Mini Cabin

  • カプセルホテル型
  • 完全に横になれる
  • 個室感あり
  • USB・照明・収納スペースあり
  • 鍵付きでセキュリティ高い

設備・サイズ感・他席種との違いは詳細記事で解説しています:

④ スリーピングカー(Sleeping Car)

■ Comfort

  • 完全個室
  • シャワートイレ付き
  • カップル向け(1人用、2人用あり)
  • 2段ベッドタイプ

■ Comfort Plus

  • 完全個室
  • シャワー・トイレ付き(より豪華)
  • ほぼ動くホテル!

※クシェット以上は朝食付き

クシェットやMini CabinとSleeping Carとの最大の違いは
専用シャワー・トイレの有無です。

夜行移動でも快適さを最優先したい場合、
DeluxeはLCC+ホテルのコスト合計と
十分に比較検討できる選択肢になると思います。

料金の目安(席種別)

料金は路線・時期・残席数・購入タイミングによって大きく変動します。
下記はあくまで参考値であり、
実際の価格はÖBB公式サイトで確認してください。

席種参考価格備考
座席(Seat)€19~横になれない。短距離向け
クシェット 6人用€29~価格重視ならこちら
クシェット 4人用€35~グループ向け
Mini Cabin(新型)€39~個人カプセル型。早期売切れ注意
スリーピングカー 2人用€79~洗面台付き個室
スリーピングカー 1人用€99~1人で完全個室
Deluxe€129~シャワー・トイレ付き

代表的な路線

Nightjetはオーストリアをハブに、
ドイツ・イタリア・スイス・フランスなどへ運行しています。

代表例:

  • ウィーン - ハンブルク
  • ウィーン - チューリッヒ
  • ウィーン - ローマ
  • ウィーン - ベネチア
  • インスブルック - アムステルダム
  • ミュンヘン - ローマ
  • ベルリン - チューリッヒ
  • パリ - ウィーン(新規系統)

今回Oreが利用したのは
フェルトキルヒ → ウィーン 路線。

2025年前後から順次導入されている新型車両に乗車しました。

フェルトキルヒというマイナー都市から乗ったのは
リヒテンシュタインに行っていたから!
景色がきれいでワインもおいしく、おすすめです!

新型ナイトジェット(New Generation)について

ÖBBは2021年末よりSiemens社製の新型客車
「Viaggio Nightjet」を順次導入しています。

従来型(旧世代ÖBB/DBの客車)との最大の違いは、
Mini Cabin(個人用カプセル型個室)の新設と内装の全面刷新です。

新型かどうかの確認方法

ÖBB公式サイトやnightjet.comで列車を検索すると、
ほとんどの場合で車両情報が表示されます。

全路線が新型になったわけではなく、
旧型も引き続き運行中のため、事前に確認しておきましょう。

判断軸はいくつかありますが、
・導入済み路線かどうかの確認
・予約時のクラスにMini Cabinがあるかどうか
などである程度判断できます。

https://www.nightjet.com/en/komfortkategorien/nightjet-neue-generation

なお、新型が優先的に投入されているのは、
ウィーンを起点とする主要幹線が中心です。

Mini Cabin内部はどう?

ここからはOreの実際の体験をもとに。
Mini Cabinに実際乗ってみた感想は、

  • 新しいのでとてもきれい
  • 横幅はタイトだが1人なので問題なし
  • 多少の寝返りは可能
  • 普通に座れる高さ
  • 折り畳み式テーブルが位置調整可能で便利
  • 鍵付きで安心感あり
  • なぞにライトの色を細かく調整可能
  • トイレシャワーへの移動が少し面倒

「横になれる」という価値は想像以上に大きいです。

ちなみに、隣同士のカプセルを予約すれば、
お互いのカプセルの窓を開けることで
顔を見て話すことも可能です。

お互いの窓を開けた状態
お互いの窓を閉めた状態

夜行なので騒ぐのはだめですよ!

スーツケースがあっても大丈夫?

結論、スーツケースがあっても大丈夫です。

大型スーツケースは座席やクシェット内には入りませんが、
車両入口付近に鍵付き大型荷物スペースがあります。

ルームキーをかざしてロックできるタイプなので安心です。

ただし数が多いわけではないので早めの確保推奨です。

荷物スペースと靴置きスペース

Mini Cabinやクシェットには、

  • 荷物スペース
  • 靴置きスペース

があります。

鍵はかかりますが、
基本に従って貴重品は必ず身の回りに。

乗車時の流れ

発車時刻になるとホームに列車が入線してきます。
新型車両は清潔感があり、従来型と比べて明らかに新しい!

乗車後:

  • 部屋へ移動
  • 鍵が閉まっている場合は車掌からカードキー受取
  • 翌朝の飲み物選択(チェック式)

クシェット以上は朝食付きです。

飲み物選択まで終わったら、あと自由な時間!
窓から眺めを楽しんだり(暗いけど)、
美味しいサラミをつまみながらワインを飲んだり、
シャワーを浴びたりしましょう。

そして翌朝の観光に備えてよく寝ましょう!!

朝~降車までの流れ

朝になると係員が朝食を配布しに来ます。
おはようー!ドンドンと容赦なく起こしてきます。
まあ、寝過ごすよりましですがね。

朝ごはんは以下の通り。
数年前はごはんもある程度選択できた気がしますが、
今は飲み物だけが選択式。

  • パン
  • バター
  • ジャム
  • 飲み物

(写真のワイン、ヨーグルト、サラミは自前です。)

食後はシーツを丸めておくとスムーズ。

回収時に貴重品を巻き込まないよう注意。

目的地の駅に着いたら、
しれーっとみんな降りていきます。

特大荷物置き場に預けたスーツケースも含めて、
忘れ物がないかよーく確認して、降車しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. ナイトジェットで個室は予約できますか?

はい、予約できます。
1人ならMini CabinやSleeping Car、
2人以上ならSleeping CarのDouble・Tripleやクシェット個室が選択肢になります。
ただし、路線・日付・車両によって選べる席種が異なるため、予約画面で必ず確認してください。

Q. クシェットは相部屋ですか?

ベッド単位で予約する場合は相部屋になることがあります。
知らない人との相部屋を避けたい場合は、
Private compartment、Mini Cabin、Sleeping Carなどを検討すると安心です。

Q. Mini Cabinは完全個室ですか?

Mini Cabinは1人用のカプセル型スペースで、鍵付きの個室感があります。
ただし、ホテルの個室のような広さではなく、トイレやシャワーは共用です。

Q. ナイトジェットの座席車はきついですか?

長距離でしっかり眠りたい場合、座席車はきつい可能性があります。
翌日に観光予定があるなら、クシェット以上を選ぶ方が無難です。

Q. ナイトジェットにスーツケースは持ち込めますか?

持ち込めます。
新型車両では大型荷物スペースがあり、Mini Cabinやクシェット周辺にも荷物・靴置きスペースがあります。
ただし、数には限りがあるため、早めに乗車して確保するのがおすすめです。

Q. ユーレイルパスなしで乗れる?

はい、乗れます。
nightjet.comやoebb.atから誰でも直接予約可能です。

Q. 英語が話せなくても大丈夫?

予約はnightjet.comで完結できます。
英語に自信がなくても、
翻訳サイトなどを使えば十分に予約は可能です。

ただし、車掌とのやり取りなど
一定数英語が必要な場面はあります。

Q. Wi-Fiは使える?

新型車両は一部Wi-Fiを搭載しているようですが、
山岳地帯やトンネル区間では接続が途切れやすいそうです。
現実的には海外eSIMなどでのモバイル通信が必要になります。

Q. 国境越えでパスポートチェックはある?

シェンゲン協定加盟国間の移動であれば、
原則としてパスポートチェックはありません。

Q. 遅延した場合はどうなる?

ヨーロッパの鉄道は遅延リスクがあります。
むしろ時間通りいくことのほうが少ないです。

ナイトジェットも例外ではないです。
翌日の観光や接続交通が直後に控えている場合は、
乗り継ぎ時間に余裕を持ったスケジュールを組むことを強く推奨します。

ちなみにOreは過去3回ナイトジェットに乗りましたが、
2遅延、1早着でした。
最大遅延はウィーン→ローマの2h30m遅延です。

結論

Nightjetは単なる移動手段ではなく、

  • 時間効率
  • コスト効率
  • 体験価値

を兼ね備えたヨーロッパならではの選択肢。
特に以下に当てはまる人はぜひ検討してほしいです。

  • 1泊分の宿泊費を節約したい人
  • 都市間を効率よく移動したい人
  • 空港移動が面倒な人
  • 列車旅を楽しみたい人

同じ考え方で、夜行クルーズの組み込みもオススメです。

新型車両の導入により、
従来の「古い夜行列車」のイメージは大きく変わっています。

ヨーロッパ旅行を考える際は、ぜひ検討してみてください。

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